虚閃[CERO]-V:仮想世界 ゲーム調査機構です。
~背景~
人は究極のエゴ『不老不死』をバーチャル技術によって成した…
不死となった人々は永遠ともいえる時間の中で、生きる意味を喪失していく…
その中で一部の人々が昔のゲームデータを見つける。
バーチャル体となった人々は、ゲームにダイブし幾つもの自分を演じることに『生』を見出していく…それが仮初の世界だと解っていながら…
時間という概念が消えゆくほどの時間が消費された現在。
好きな世界で好きに生きていくだけの人間に代わり、世界を管理するシステム『ハルモニア』
ハルモニアは無限ともいえる時間の中で人間が人間を保つための道具としてゲームを管理することにしたが、膨大な量のデータ全てを管理することは出来なかった。
やむなく公的機関としての役割を一部の民間に開放し、権限与えて管理体制を築く。
彼らの活動は過去の文化に似ていることから『実況』と呼ばれ、彼らは『ライバー』と呼ばれた。
しかし、この体制も長くは続かなかった…
死ぬことのない人々にとって『仕事』は『娯楽・遊び』の1つでしかなかったのだ…
『虚閃V-CERO V-』
数少なくなったライバーの事務所の1つ。
伝説のライバーが設立したというが事務所の中でも最悪の経営状況であり、立て直しの為に日々奮闘中である。
正規ライバーは1名。仕事の際は外部委託の形で知り合いなどにサポートを依頼している。
テンプレート化された報告しか行わない他の事務所と違い、特徴ある報告が多く色んな意味での話題になりやすい。
事務所としての成績は良くないが、貴重な『積極的な活動を行う事務所』として、ハルモニアから融資(借金)を受けつつ活動している。