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【生放送】【批評はいま #2】大澤聡×福嶋亮大×渡部直己「いま、文芸批評がなすべきことは──渡部直己『小説技術論』刊行記念イベント」 @sat_osawa @liang_da

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(3時間31分)

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2012年の『日本小説技術史』から3年。
先月、続編の『小説技術論』を発表した渡部直己は、
「『良き読者』に向けて」と題した序文で、その問題意識を記している。

日本の小説を取り巻く状況は長らく厳しい。
文芸誌はますます読まれなくなり、純文学もいまや絶滅危惧種のように見られている。
文芸批評もうまく機能せず、求められるのは「レビュアー」ばかり。
このような時代に日本で文学を書く、批評を書くとはどういうことなのか。
そもそも文学や批評は何のためにあるのか。
小説はどのように「良き読者」を獲得することができるのか――。

作品を形成する「言葉の動き」に注目し続けてきた渡部直己は、
『小説技術論』で、現代日本小説における対物「描写」の減衰と異様な「話者」の繁茂との関係を喝破した「移人称小説論」をはじめ、
小説の「語り」の技法をさらに掘り下げた考察を展開している。
本書のあとがきにおいては、「わたしはたんに性懲りもなく『小説』を読み、語ることが何よりも好きなのだ」と述べ、
本書は小説技術の解析を通した小説への愛着の表明であると吐露している。

2人の若き批評家、大澤聡と福嶋亮大は、この問題提起をどう受け止めるのか。
『復興文化論』で日本文化史を文明論的な視点から概観した福嶋。
『批評メディア論』で近代日本の批評史を精緻に再検証した大澤。
それぞれ異なるアプローチで「日本の近代」に取り組んできた2人の批評家が、
渡部直己とともに、いま文学が、そして文芸批評が担うべき役割を再考する。

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